私たちは同じ大学で美術を学んだ同級生です。卒業後はシルクスクリーン版画工房とデザイン事務所でそれぞれ武者修行しつつ、いつか一緒にコラボレーションしようと夢を語り合っていました。

それから長い年月が過ぎ、田中は版画工房で修行を重ね、ウエハラはイラストやデザインの仕事の傍ら手製本を学んでいました。そんな折、製本で使えるシンプルな柄の紙がほしい・・・。そうだ！シルクスクリーンで作ってみよう！それぞれの得意なことを活かしたコラボの夢がようやく形になろうとしていました。

2010年秋、当時東京の世田谷区経堂にあったURESICA（現在は西荻窪）でポラロイド写真を入れる箱をつくったのがきっかけとなって活動がスタート。

その年の暮れにURESICAのクリスマスギフト展にも参加し、NEW POSITIONS patterned papersとして歩み始めました。

その後はグループ展などでパターンペーパーを使ったステーショナリーや箱作品を発表しながら活動の場を徐々に広げていきました。

2015年には東京・目白にあるブックギャラリー・ポポタムにてNEW POSITIONS patterned papers単独の展示を実現。ご好評いただきました。